7/6の週【展望】ユーロ圏で大きな動きがある!?
■29日の週【振り返り】
29日からの週は、円安、ドル安の動きが優勢でしたね。
新型ウイルスの感染拡大の動きが露呈する一方で、
経済活動再開やウイルス開発の話題が市場に安心感を与えると言う
好悪材料が交錯するなかで日々の値動きは神経質に振れた印象があります。
それでは詳しく振り返ってみましょう。
週明けのドル円相場は、週初107.19で寄り付いた後、
早々に週間安値107.04まで下落しました。
しかし、心理的節目107.00をバックに下げ渋ると
●株高・原油高を背景としたリスク選好ムードの高まり
●米5月住宅販売保留指数の力強い結果
●米フロリダ州における感染者数の増加ペース鈍化
●ムニューシン米財務長官による「7月末までに上院と下院が協力し追加救済策を進める」との楽観発言
●米長期金利上昇に伴うドル買い圧力
が支援材料となり、
7/1日本時間朝方には、一時約3週間ぶり高値となる108.17まで上昇しました。
もっとも、同水準では上値も重く
●低調な日銀短観を受けたリスク回避ムードの再燃(日経平均株価の下げ幅拡大)
●香港情勢を巡る米中関係の先行き悪化懸念
重石となり、結局107.48まで反落しての越週となっております。
尚、今週発表された米経済指標(米6月ISM製造業景況指数や、米6月雇用統計など)は軒並み力強い結果となりましたが、
ドル円相場への影響は限定的となりましたね。
■6日の週以降【展望】
6日の週からは、ドル円は引き続き”下落していく”と予想しております。
世界的な株価上昇(大規模金融緩和→過剰流動性→リスクアセット買い)
がリスク選好ムードを演出してはいるものの、
ここから先は、
新型コロナ第2波リスク到来
世界的な貿易戦争再開に伴うリスクオフ
に注意が必要だと考えております。
また、そのほかにも
●米中対立激化懸念
●世界的な貿易戦争再開リスク
●新型コロナ第2波リスク
●日本経済の先行き不透明感
●全米各地で続く人種差別抗議デモ
と懸念材料はくすぶっております。
引き続き、注意が必要になってきます。
また、週明けにはユーロ圏で大きな動きがあると予想しております。
9日木曜日にユーロ圏財務相会合(ユーログループ)
10日金曜日にEU財務相理事会
が開催されます。
今月17日、18日に行われるEU首脳会議で、
これらの会合での地ならしが必要ということで、注目をかなり集めています。
今回のユーログループおよびEU財務省理事会でEU復興基金の合意に向けた動きが
まるで進まないようだと失望感からのユーロ売り
前向き姿勢がはっきりすると、EU首脳会議での合意決定への期待につながり、ユーロ買い
の動きに傾く可能性がありますので、楽しみにしております。
■6日の週以降【エントリーポイント】
メインシナリオとしては、ドル円が再び下落、106円台に突入したら様子を見てエントリーすることを予定しております。
先週も予想よりも少し早めではありますが107円で反発しておりますので
引き続きそのパターンでのエントリーシナリオを想定しております。
またそのほかにもエントリーチャンスが訪れそうな通貨を紹介いたします。
それは、”CHFJPY”と”GBPAUD”です。
それはなぜか?
こちらのチャートを見ていただくと一目瞭然ですね。
細かいエントリーポイントの探し方は
私どもが作成しました動画を見ていただいた方であれば
理解できているはずです。
もしわからない方がいらっしゃいましたら、
私どもが運営しているLINEコミュニティで手法に関する動画を配信しておりますので
↑こちらよりぜひご覧になってみてください。
以上、
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。