8/1の週【展望】米経済指標発表が目白押し!?
■27日の週【振り返り】
27日からの週は、
ドル売りが優勢でした。
これまでの新型コロナ相場においては、
リスク警戒のドル買い、
それに対するリスク選好のドル売りの構図が定着してきましたが、
足元ではやや様子が変化してきているようです。
それでは詳しく振り返ってみましょう。
週明けのドル円相場は、週初105.97で寄り付いた後、
●米中対立激化を嫌気した世界的なドル売り圧力
●新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気したリスク回避の円買い圧力
●米経済指標の冴えない結果
●米FRB(連邦準備理事会)による積極緩和の継続発表
●米政治における先行き不透明感の高まり
●米長期金利の大幅低下
が重石となり、
週末にかけて、3/12以来、約4ヵ月半ぶり安値となる104.19まで急落しました。
もっとも、週末海外時間にかけては、
月末ロンドンフィキシングに絡む持ち高調整が支えとなり(大規模なショートカバーを誘発し)、
本稿執筆時点(日本時間5時00分現在)では、105.86近辺まで急速に値を戻す展開となっております。
■3日の週以降【展望】
3日の週からは、ドル円は引き続き”下落していく”と予想しております。
●欧米株や商品市況(特に原油やゴールド)の動向
●新型コロナ第2波リスクに絡むヘッドライン
●米中対立激化を巡る続報
●米主要経済指標の結果
などの材料によってドル円は上下する可能性を秘めているものの
●日米金融政策余力の違い
●米国ファンダメンタルズの先行き不透明感
●米中対立激化懸念
●世界的な貿易戦争拡大リスク
●トランプ米大統領の支持率低下
●新型コロナ第2波リスク
●日本経済の先行き不透明感
とドル円は下落するであろう懸念材料はくすぶっておりますので
引き続き、注意が必要になってきます。
また、今週は米経済動向を見据えるうえで重要な指標が目白押しとなっています。
特に注目は
☑️ 3日の米ISM製造業景気指数
☑️ 5日の同非製造業景気指数
☑️ 7日の米雇用統計(いずれも6月)
です。
新型コロナウイルスの感染第二波への懸念が強まる中で、
今回の予想が気になるところではあります。
製造業の予想は53.6と前回から若干の上層も、非製造業は55.0と前回から鈍化が見込まれています。
ただ、非製造業に関しては前回が上がりすぎという面があり、
製造業・非製造業ともに50をしっかり超える水準が見込まれているだけに、
予想前後であれば米景気回復への期待は継続といったところになりそうです。
そうするとドル円はいったんは上昇することにつながるかと思います。
■3日の週以降【エントリーポイント】
ドル円に関しては、先週大きく下げまして絶好な逆張りチャンスとなりましたね。
ドル円が再び下がってきた際には、再び買いでエントリーを考えております。
その他にも他の通貨ペアではエントリーポイントはたくさん訪れてきております。
それは、”CHFJPY”と”EURUSD”と”EURJPY”です。
CHFJPY、EURUSD、EURJPYに関しては日足チャートで高値圏にいるので、売りでエントリーを考えております。
引き続きユーロ買いに繋がっております。
安易に逆張りをしてしまうと逆行してしまい兼ねません。
売りでエントリーする際には、しっかりとファンダメンタルズを見極めてからになるかと思います。
細かいエントリーポイントの探し方は
私どもが作成しました動画を見ていただいた方であれば
理解できているはずです。
もしわからない方がいらっしゃいましたら、
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以上、
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。