6/29の週【展望】雇用統計とコロナ感染第2波の行方に注目か!?
■22日の週【振り返り】
22日からの週は、ドル相場が下に往って来いとなっている状況となりました。
背景には経済活動再開への期待と、コロナウイルス感染第2波への警戒感が交錯すると言う落ち着かなかったということが要因になります。
週明けのドル円相場は、週初106.90で寄り付いた後、
ナバロ米大統領補佐官による「中国との通商協議は終わった」との発言
米経済指標の冴えない結果
を受けて
6/23には、一時5/7以来となる安値106.07まで下落しました。
しかし、その後
●新型コロナ第2波リスクの高まり
●米大統領選挙を巡る不透明感
●世界的な貿易戦争再開リスク
●国際通貨基金(IMF)による2020年成長予測の大幅下方修正
などを背景とした資産現金化需要のドル買いの高まりが支援材料となり、
週後半にかけては、約1週間ぶり高値となる107.46まで上昇しました。
その後は、リスク回避の円買いと、資産現金化需要のドル買いに挟まれ方向感を見出しづらく、結局107.19での越週となっております。
■29日の週以降【展望】
29日の週からは、ドル円は引き続き”下落していく”と予想しております。
世界的な外出規制の緩和や各国中銀による景気対策は既に織り込み済みであり、
ここから先は、新型コロナ第2波リスク到来に伴うリスクオフ(リスクオンの巻き戻し)に注意が必要だと考えます。
また、7月2日木曜日に6月の米雇用統計が発表されます
前回6月分の雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が750万人減の予想に対して、250.9万人増と、大きなサプライズとなりました。
予想値との約1千万人という乖離は前代未聞のことでしたので当たり前な結果だと思います。
今回の6月分ですが、非農業部門雇用者数は300万人増と、前回からのさらなる大幅増が見込まれています。
米国では、テキサス州、フロリダ州、カリフォルニア州などで1日当たりの新規感染者数が5000人を超え、
全米規模でも24日にこれまでで最多の感染者数を記録するなど、新型コロナウイルスの感染第2波の動きが強まっています。
こうした状況で雇用統計が予想を大きく下回ってきた場合、リスク回避の円買いが広がる可能性がありますので、要注意です。
そのほかにも
●米中対立激化懸念
●日米金融政策余力の違い(追加緩和余地の大きな米国=イールドカーブ・コントロール導入の可能性もあり)
●全米各地で広がる人種差別抗議デモ
●新型コロナの第2波リスク
と懸念材料はくすぶっております。
テクニカル的に見ても上値が重たいことは確認で来ているので、107円台後半を突破できずに106円台へ反落することを視野に入れて置かないといけませんね。
■22日の週以降【エントリーポイント】
メインシナリオとしては、ドル円が再び下落、106円台に突入したら様子を見てエントリーすることを予定しております。
またそのほかにもエントリーチャンスが訪れそうな通貨を紹介いたします。
それは、”GBPAUD”です。
それはなぜか?
こちらのチャートを見ていただくと一目瞭然ですね。
先週もエントリーポイントはたくさんあったかと思います。
細かいエントリーポイントの探し方は
私どもが作成しました動画を見ていただいた方であれば
理解できているはずです。
もしわからない方がいらっしゃいましたら、
私どもが運営しているLINEコミュニティで手法に関する動画を配信しておりますので
↑こちらよりぜひご覧になってみてください。
以上、
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。