なぜリスク回避で日本円が買われるのか!?

 

 

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世界中の投資家の間で、不安心理が広がると日本の円が買われる・・・

 

というのは外国為替市場では常識となっていますが、

 

それがなぜかご存知ですか?

 

これを知らないと日々更新されるニュースから

 

チャートの動きを分析することができません。

 

こちらでしっかり覚えてトレードに活かしていきましょう。

 

■なぜリスク回避で日本円が買われるのか!?

 

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経済に大きなマイナスな印象を与えるニュースが発表された時に

 

『リスク回避の円買い』と言うことがよく言われますが

 

なぜ『リスク回避の円買い』に繋がるかご存知で

 

大きな理由としましては以下のことが挙げられます。

 

それは日本が超低金利であるからです。

 

超低利国と言うことが、『リスク回避の円買い』を呼び寄せるわけです。

 

それでは、なぜ低金利国通貨がリスク回避時に買われるのか説明していきます。

 

■なぜ低金利国通貨はリスク回避時に買われるの?

 

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金利国通貨はリスク回避時に買われる要因としましては

 

世界経済が平穏な時であれば、

 

相対的に金利の低い通貨は売られて金利の高い通貨は買われる傾向にあります。

 

つまり、平穏時であれば円は他の主要通貨に対して売られ易く、

 

円売り&金利の外貨買い取引が行われ易い状態にあると言うことになります

 

ところが、一旦金融市場にショックが起きた時は、その取引が巻き戻されます

 

つまり、金利通貨か売られて円が買い戻される

 

という取引が大量に発生すると言うことです。

 

恒常的に超低金利が続いている円が、リスク回避で買われる理由がここにあります。

 

金利が低いことによって

 

世界最大規模の対外純資産であることが要因として挙げられると言うことですね。

 

これは日本円に限らず、スイスフランにも同様に低金利国となっております。

 

リスク回避時にクロス円とクロススイスフランは【相関関係】にあることが多いのは上記理由からですね。

 

【相関関係】と言う言葉の意味がわからない方は

 

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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

YCC(イールドカーブコントロール)がもたらす影響とは!?

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先週から市場の注目の的になっている「YCC(イールドカーブコントロール)
 
こちらの意味はみなさんご存知ですか?
 
知らないと今後の相場を予想することができないのでここでしっかり覚えていきましょう。
 
■YCC(イールドカーブコントロール)とは?
 

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短期金利マイナス金利政策に加え、
 
10年物国債金利ね0%程度で推移するように目標値を設定し、
 
買入れを行うことで短期から長期までの金利全体の動きをコントロールすること
 
となります。
 
つまり、長短金利をコントロールをすることになります。
 
さて、ここでこの金利政策が株式市場および為替市場にどのような影響を与えるか
 
ご存知ですか?
 
FX取引は、目の前にあるチャートだけではなく、こういった金利の動きにも注目していかないといけません。
 
それでは金利が変化することによる影響を確認してみましょう。
 
金利が株式市場に与える影響
 

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では、金利を操作することで与える影響とはいったいどんなものでしょうか。
 
例えとして、金利が現在よりも低くなったことを仮定しますと
 
例)
金利が低くなる
 
 
企業がお金を借りやすくなります(金利が低いので利子が少ない)
 
 
設備投資ができるようになります。
 
 
売上や利益が増加し、企業業績が好転すると予想されます。
 
 
株価上昇
 
 
 
に繋がるというわけですね。
 
この仕組みを知ってしまうと、当たり前なことだとは感じることができるかと思います。
 
金利が為替市場に与える影響
 

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それでは、金利が為替市場に与える影響について確認していきましょう
 
ドルを保有している状況だと仮定し
 
同じように金利が現在より低くなったことを想定しますと
 
例)
 
金利が低くなる
 
 
現在保有しているドルを売って、ほかの金利の高い通貨を買う取引が強まります
 
 
ドル安となる
 
 
 
つまり、金利が低くなる貨の価値も下がっていくということに繋がるというわけですね。
 
 
 
■まとめ
 
 
 
このように金利は低くすることで株式にはプラスとされますが、
 
為替市場にはマイナスな影響を与えます。
 
なので、FX取引をしている私たちが理解しなくはならないことは
 
金利が低くなる=通貨が売られる=通貨安
 
となると言うことです。
 
YCC導入及び関連ニュースが発表ということは
 
とても大きな出来事になりますので、今後も注目が必要になってきます。
 
毎日のドル円の値動きの予想や
 
FXを始めていくに当たって必要な知識、FXトレーダーが実際に行なっている手法に関して
 
まとめたものを動画に致しました。
 

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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 
 

6/15の週【展望】ドル円の下落には注意!?

8日の週 振り返り

 

8日からの週は、FOMCをきっかけに、為替値動きに大きな変化が訪れましたね。

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週初めは、各国での経済活動再開の動きが期待を広げたことに加えて、

 

週央のアメリFOMCでの追加金融政策への期待が広がっていました。

 

特に、YCC (イールドカーブ・コントロール)導入に向けた動きが期待されていました。

 

 

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その期待感からか、ドル円は週初109.68で寄り付いた後、早々に高値109.70を記録しました。

 

しかし、FOMCでは追加政策は示されず

 

逆に金利見通しが2022年末までほぼ現行のゼロ金利水準を見込んでいること

 

 

YCC (イールドカーブ・コントロール)に関しては、「引き続き議論の余地」

 

ハト派的な発言が明らかとなり、

 

為替市場は週後半にかけてドル売りが加速し

 

1ヵ月ぶり安値となる106.57まで急落しました。

 

 

株式市場はこれまで過熱気味に高値を広げてきた反動で、

 

調整売りが強まる結果となりました。

 

ただ、引けにかけては短期間で急激に下げすぎた反動や

 

アメリカ株式の急反落のリスク回避の円買いから資産現金化のドル買い

 

に波及したことが支援材料となり、107.39近辺まで反発しました。

 

 

■15日の週以降【展望】

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15日からの週は、引き続き

 

ドル円は下落”

 

していくことを予想しております。

 

 

リスク回避ムード再燃の流れになることが予想されます。

 

FRB議長はFOMC後の会見でも見られた緩和姿勢の継続を強く示してくると予想されています。

 

今後の議論継続を示したYCC(イールドカーブコントロール)について、質問などを受けてより突っ込んだ発言が出てくるようだと

 

年内の導入期待が強まり、長期金利の下落期待からのドル売りにつながる可能性もあります。

 

また、6/186/19に開催されるEU首脳会議が行われる予定になっており、

 

そこでEU復興基金への期待感後退となりますと、

 

リスク回避ムード再燃の流れになることが予想されます。

 

欧米株や米長期金利の動向、米国における感染者拡大の続報を睨みながらも、

 

目先や長期的に見てもドル売り要素は根強く残っています。

 

ドル円の焦点は再び、106円台、もしくは105円台まで下がってしまうかどうかにあるかと思います。

 

長期的にみて、

 

日米金融政策における緩和余力の違い

(追加緩和余地の乏しい日本と、追加緩和余地の大きな米国=イールドカーブ・コントロール導入の可能性もあり)

 

米国ファンダメンタルズの先行き不透明感

 

米中対立激化懸念

(リスク回避のドル買い・円買いの再燃リスク)

 

朝鮮半島や中東、香港を巡る地政学的リスク

 

新型コロナの第2波リスク

(米国フロリダ州などで感染再拡大の兆候あり)

 

日本経済の先行き不透明感

(実質金利上昇円高

 

全米で続く大規模デモ

 

ドル円の下落リスクはくすぶっています。

 

■15日の週以降【エントリーポイント】

 

メインシナリオとしては、ドル円が再び、106円台、105円台に入ったらエントリーすることを予定しておりますが、15日の週後半以降になるかと思っております。

 

直近ですと15日の週はEURUSD”にエントリーチャンスが訪れそうですね。

 

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理由はこのチャートを見ていただければ一目瞭然ですね。

 

状況に応じて、他の通貨にもエントリーチャンスが来そうなチャートパターンになっています。

 

わからない方がいらっしゃいましたら、

 

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以上、

 

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。