6/15の週【展望】ドル円の下落には注意!?

8日の週 振り返り

 

8日からの週は、FOMCをきっかけに、為替値動きに大きな変化が訪れましたね。

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週初めは、各国での経済活動再開の動きが期待を広げたことに加えて、

 

週央のアメリFOMCでの追加金融政策への期待が広がっていました。

 

特に、YCC (イールドカーブ・コントロール)導入に向けた動きが期待されていました。

 

 

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その期待感からか、ドル円は週初109.68で寄り付いた後、早々に高値109.70を記録しました。

 

しかし、FOMCでは追加政策は示されず

 

逆に金利見通しが2022年末までほぼ現行のゼロ金利水準を見込んでいること

 

 

YCC (イールドカーブ・コントロール)に関しては、「引き続き議論の余地」

 

ハト派的な発言が明らかとなり、

 

為替市場は週後半にかけてドル売りが加速し

 

1ヵ月ぶり安値となる106.57まで急落しました。

 

 

株式市場はこれまで過熱気味に高値を広げてきた反動で、

 

調整売りが強まる結果となりました。

 

ただ、引けにかけては短期間で急激に下げすぎた反動や

 

アメリカ株式の急反落のリスク回避の円買いから資産現金化のドル買い

 

に波及したことが支援材料となり、107.39近辺まで反発しました。

 

 

■15日の週以降【展望】

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15日からの週は、引き続き

 

ドル円は下落”

 

していくことを予想しております。

 

 

リスク回避ムード再燃の流れになることが予想されます。

 

FRB議長はFOMC後の会見でも見られた緩和姿勢の継続を強く示してくると予想されています。

 

今後の議論継続を示したYCC(イールドカーブコントロール)について、質問などを受けてより突っ込んだ発言が出てくるようだと

 

年内の導入期待が強まり、長期金利の下落期待からのドル売りにつながる可能性もあります。

 

また、6/186/19に開催されるEU首脳会議が行われる予定になっており、

 

そこでEU復興基金への期待感後退となりますと、

 

リスク回避ムード再燃の流れになることが予想されます。

 

欧米株や米長期金利の動向、米国における感染者拡大の続報を睨みながらも、

 

目先や長期的に見てもドル売り要素は根強く残っています。

 

ドル円の焦点は再び、106円台、もしくは105円台まで下がってしまうかどうかにあるかと思います。

 

長期的にみて、

 

日米金融政策における緩和余力の違い

(追加緩和余地の乏しい日本と、追加緩和余地の大きな米国=イールドカーブ・コントロール導入の可能性もあり)

 

米国ファンダメンタルズの先行き不透明感

 

米中対立激化懸念

(リスク回避のドル買い・円買いの再燃リスク)

 

朝鮮半島や中東、香港を巡る地政学的リスク

 

新型コロナの第2波リスク

(米国フロリダ州などで感染再拡大の兆候あり)

 

日本経済の先行き不透明感

(実質金利上昇円高

 

全米で続く大規模デモ

 

ドル円の下落リスクはくすぶっています。

 

■15日の週以降【エントリーポイント】

 

メインシナリオとしては、ドル円が再び、106円台、105円台に入ったらエントリーすることを予定しておりますが、15日の週後半以降になるかと思っております。

 

直近ですと15日の週はEURUSD”にエントリーチャンスが訪れそうですね。

 

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理由はこのチャートを見ていただければ一目瞭然ですね。

 

状況に応じて、他の通貨にもエントリーチャンスが来そうなチャートパターンになっています。

 

わからない方がいらっしゃいましたら、

 

私どもが運営しているLINEコミュニティで手法に関する動画を配信しておりますので

 

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↑こちらよりぜひご覧になってみてください。

 

以上、

 

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。